独立系出版社「rn press」を主宰する編集者・野口理恵さんと若林によるライブ配信シリーズ。旧知の仲であるふたりが、黒鳥社とrn pressのアカウントを通じて、各々の近況や編集について自由に語り合います。

野口さんと若林はもともと『WIRED』日本版で編集者として共に働いていた旧知の仲で、その縁が今回のライブ配信の実現につながりました。2023年12月7日の初回配信以降、黒鳥社のYouTubeチャンネルとrn pressのInstagramアカウントを通じて、不定期で開催されています。

初回配信は、2023年11月に刊行されたrn pressの雑誌『USO 5』に若林がエッセイを寄稿したことがきっかけとなり、ちょうど黒鳥社も書籍『『忘れられた日本人』をひらく』を出版したタイミングでの実施となりました。お互いの2023年の活動を振り返りつつ、翌年に向けた意気込みをリラックスした雰囲気のなか語り合いました。

編集者として長年のキャリアをもつ野口さんですが、現在は、執筆からデザインまでをすべてひとりで手がけるZINE「エッセイと実用」シリーズの制作や、野口さんが参加者のZINEづくりに伴走する「編集教室」の開催など、その活動の幅を広げています。ライブ配信では、決まったフォーマットや具体的なテーマを設けず、お互いの“いまのモード”を共有しながら、近況報告や最新刊の裏話を語り合うのが恒例となっています。

若林はこのライブ配信について、自分のモードの変化に応じてアウトプットを変えていくことの重要性を感じており、その上で「いまはどんなモードなのか」をお互いに話し合える場を設けることに大きな意義があると考えています。