イノラボ:10周年記念冊子『INNOLAB:10 Years of Innovation』制作
イノラボ(株式会社電通国際情報サービス オープンイノベーションラボ)
概要
電通国際情報サービス オープンイノベーションラボ(イノラボ)のメンバーおよびステークホルダーへのインタビューを行ったほか、イノラボのこれまでのプロジェクトを、ロジックモデルを使いアウトカムベースで改めて整理し(ワークショップ形式)、言語化を図り、その内容を冊子『INNOLAB:10 Years of Innovation』にまとめました。
ロジックモデルのワークショップでは『未来を実装する:テクノロジーで社会を変革する4つの原則』の著者・馬田隆明さんをゲストに招き、ロジックモデルを初歩から学ぶレクチャーも実施しました。
成り立ち
イノラボの正式名称は「電通国際情報サービス イノベーションラボ」です。1975年にGEと電通が合弁で設立したシステムインテグレーター「電通国際情報サービス」(ISID)社内において「イノベーション」を担う実験ラボが「イノラボ」です。
イノラボとの付き合いはかれこれ10年近くになります。『WIRED』日本版がコンデナスト社から復刊されたのが2011年だったので、イノラボの歩みは、ある意味、若林が在籍していた『WIRED』日本版の歩みとともにあったとも言えそうです。
2011年当時のイノラボの所長は渡邊信彦さん(現Psychic VR Lab取締役 COO)でしたが、その後、森田浩史さんに変わってからも、イノラボとは継続したお付き合いがあり、そのご縁から「2021年に創立10周年を迎えるイノラボの活動を整理し、冊子にしたい」というお話をいただきました。
『INNOLAB:10 Years of Innovation』の制作プロジェクトでは、この10年の間にイノラボが行ってきたプロジェクトを論理性をもって把握することを目指して、東京大学 FoundX のディレクター・馬田隆明さんにご協力いただき、ロジックモデルのワークショップを開催したほか、イノラボを取り巻くさまざまな方へのインタビューも実施し、イノラボ所長の森田さん、イノラボの所員、さらには外部のステークホルダーや、フェロー的な立ち位置で参画している大学教授にまでお話を伺いました。そうして、イノラボが10年間でやってきたことの言語化を図り、冊子にまとめました。