ヴーヴ・クリコ:Bold Woman Awardの企画サポート/トークイベントの企画・人選
Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)|MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
概要
「ヴーヴ・クリコ」が女性リーダーの声を広く届け、対話を促す試みとして2021年にスタートした「Bold Conversation(ボールド カンバセーション)」。ビジネスの最前線で活躍されている女性起業家が集まり、自分たちの知識や経験、困難を共有し、参加者と共に議論する本トークセッションのテーマ設定・人選・全体ディレクションを黒鳥社が担当。
また、大胆な精神、独自の創造力、そして起業家精神と多様性をもつ女性リーダーを表彰する「Veuve Clicquot Bold Woman Award」についてはコンセプトの見直し、アウトカムの設定など企画をサポートしました。
成り立ち
ヴーヴ・クリコが主催する「Veuve Clicquot Bold Woman Award」は、日本では2017年から始まった女性起業家を表彰するアワードです(2017年〜2019年までのアワード名は「Veuve Clicquot Business Woman Award」)。コロナ禍で一時休止していましたが、2021年からアワードを再開することになり、若林に審査員のひとりとして加わってもらえないかという相談を受けたのが、このプロジェクトの始まりです。
それまで若林は、『月刊太陽』時代には「太陽賞」、『WIRED』日本版では「CREATIVE HACK AWARD」「Audi Innovation Award」など、アワードの運営に携わってきたことがありましたが、その経験から、アワードはとかく「賞をあげたらおしまい」となってしまいがちなところに課題を感じてきました。
そうした課題意識を念頭に議論を重ねるなかで、受賞者にとっても単なる箔付け以上の価値が感じられるアワードにできないか、女性起業家のコミュニティづくりの一助になるようなアワードができないかというアイデアが生まれ、その端緒とすべく、1年に一度のアワードの周辺に、多彩なゲストを招き、女性起業家ならではの悩みや困難を語り合うディスカッションイベントを実施することとなりました。
提案時は、オフラインで開催し、和気藹々としたコミュニティづくりを目指すつもりが、コロナの影響もあって、オンライン開催となってしまいましたが、飲食や出版といったカルチャーセクターの起業家をゲストに招いたディスカッションは刺激に満ちた闊達なものになりました。また、楽屋で登壇者同士の新たな交流が生まれたのも嬉しいことでした。
さらに音楽家もまた「起業家」であるという観点から、音楽コミュニティレーベル「BINDIVIDUAL」の小林うてなさんとermhoiさんにイベント3回分の音楽パフォーマンス映像を制作していただきました。価値あるコンテンツを残してくださったことは、ヴーヴ・クリコにとっても黒鳥社にとっても意義深かったと感じています。