コクヨ:クリエイティブに関する調査・冊子『クリエイティブシフト:未来の仕事とクリエイティビティ』制作
コクヨ株式会社 ヨコク研究所

概要
コクヨのリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」とともに、これからの「クリエイティブ」を再定義する目的で制作しました。プロダクト開発/ビジネス開発/制度開発/コミュニケーション開発の4つの章立てで、6名の有識者へのヒアリングを実施。その内容をコクヨ社内向けの調査レポート『クリエイティブシフト:未来の仕事とクリエイティビティ』としてまとめました。
成り立ち
コクヨ「クリエイティブ向上施策調査 報告書」は、コクヨのリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」からの「一般的に『表現する』ことを指す『クリエイティブ』の定義を問い直し、整理したい」という相談をきっかけに、黒鳥社がお手伝いをすることとなりました。
現在のクリエイティブの考え方は、1990年代、トニー・ブレア元英国首相が新自由主義政策のなかで価値を置いたクリエイティブ、あるいは都市経済学者のリチャード・フロリダが提唱した「クリエイティブ・クラス」の延長にあり、それを広告代理店が主導してきたものといえます。「そこから脱却して批判的な見地からいま一度考え直す必要がある」と、若林は考えました。
変わるクリエイティブのあり方を捉えるにあたっては、プロダクト開発/ビジネス開発/制度開発/コミュニケーション開発の4つの視点に分け、コクヨの社員に向けて6人の有識者の方々による講義を実施しました。
若林の印象に残っているのは、ビービット日本リージョン代表である藤井保文さんの、タクシー配車サービス「DiDi」にまつわる話です。同社にはUXデザインを推進するための部署を設けていないのは、UXが全社員に当たり前に求められるスキルだからなのだそう。
あらゆるクリエイティブにいま必要なのは、人の話に耳を傾け、何らかの体験によって人のコミットメントを促す導線を設計すること。つまりUXデザインに尽きるということが、若林のなかで明確に浮かび上がったのでした。
さまざまな視点から語られたクリエイティブに関する洞察は、コクヨ社内向けのレポートとしてまとめられました。
冊子版は、「TIGER MOUNTAIN」店頭にて部数限定で配布(現在は終了)したほか、2025年11月にコクヨ主催で開催されたイベント「CULTURE SNACK VOL.02」にて、「ヨコク研究所」のブースで配布されました。