情報通信研究機構(NICT):海外におけるサイバーセキュリティ教育に関する調査・レポート制作
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
概要
サイバーセキュリティ人材育成事業を推進する国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンターが実施した「2021年度 海外におけるセキュリティ調査報告書編集作業および追加調査」の調査・レポート制作を黒鳥社が担当。
海外の各種調査レポートの分析や、国内外でセキュリティ人材輩出事業を展開しセキュリティ人材を多数活用している組織のトップへのインタビュー調査を実施し、セキュリティ人材を取り巻く諸課題について考察した結果を冊子『サイバーセキュリティ・トランスフォーメーション ビジネスリスクのニューノーマル』としてまとめました。
成り立ち
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする国内唯一の公的研究機関です。同法人内に設置されているナショナルサイバートレーニングセンターが2022年8月に発行した調査レポート「サイバーセキュリティ・トランスフォーメーション ビジネスリスクのニューノーマル」において、黒鳥社は調査・制作を担当しました。
当初は過去の調査レポートを再編集して冊子にまとめるアイデアでしたが、過去の調査はいずれも専門性が高く、「一般の方にサイバーセキュリティに興味をもってもらう」という目的を達成するのは難しいと考え、まずはシンプルに「サイバーセキュリティ人材育成」の問題点を洗い出すところからスタートすることになりました。
レポートでは、ラック代表取締役社長 西本逸郎さん、Preferred NetworksのCISO(最高情報セキュリティ責任者)高橋正和さん、楽天グループでCISOおよびCSIRTを担う伊藤彰嗣さん、橘喜胤さん、GMOサイバーセキュリティbyイエラエ社長の牧田誠さんなど、日本のサイバーセキュリティ界を代表する方々にインタビューを行い、日本におけるサイバーエンジニア教育の課題をさまざまな角度から検討しました。
また、海外の事情を知るべく、台湾科技大学特聘教授である吳宗成氏にもインタビューを行い、サイバーセキュリティ教育において一歩先を行く台湾の現状についてもお伺いしました。
サイバーセキュリティの現在地を主にビジネスの観点から解き明かしたレポートは、プリント版として300部ほど制作したほか、NICTのWebサイト上でPDF版を公開しています。