検索の学校

検索の学校

概要

「検索」という営為を通じて情報との向き合い方を学び、イノベーションを生み出すために必要な課題設定能力や価値交換能力を習得するための実践的なエデュケーションプログラム。編集者の石神俊大さん(MOTE)と若林恵を講師に、演習と講義を行い、「検索力」「文脈を読む力」「構想力」を高めていただきます。コラボレーション先の合同会社こっからが運営を担当し、今後は企業向け・ビジネスパーソン向けのプログラムとして展開予定です。


成り立ち

「検索の学校」のアイデアは、2018年頃の、フリー編集者の石神俊大さん(MOTE)と、横石崇さん(Tokyo Work Design Week)と若林との雑談から始まりました。『WIRED』日本版時代から付き合いのある石神さんは検索が滅法上手で速いのですが、そのスキルは、もしかするとデジタル時代を生きていく上で不可欠なものであるにもかかわらず、誰も教えていないよね、といった会話から、検索を学ぶ学校というアイデアは生まれました。

ずっと放置されていたアイデアは、後年黒鳥社が主催するオンラインコミュニティ「blkswn lounge」に参加していた巴山雄史さん(合同会社こっから)の耳に入り、ぜひやってみましょうとのお声がけを受けて実現にいたりました。講義+ワークショップ形式のプログラムは、「こっから」主催で開催されました。

このプログラムは、開催したわたしたち自身にも大きな学びをもたらしてくれました。検索は「答えを探すものではなく、むしろ問いを探し続ける行為である」「言葉の本質を探すものではなく、言葉と言葉の間の距離を測定するものである」等々、検索という普段何気なく行っている行為の解像度を参加者のみなさんと深められ、貴重な学びとなりました。

その学びの成果は、「検索のドリル」という書籍のアイデアとして集約される予定で、石神さんと若林との間で鋭意企画準備が進んでいます。