毎週金曜日に配信している黒鳥社の1週間の動きをまとめたニュースレターです。黒鳥社が制作する書籍の情報はもちろん、配信中のポッドキャストや動画、イベントの予告など、見逃せない情報が盛りだくさんです。

黒鳥社の仕事は、それを扱うメディアも、扱うテーマも、一緒に組むコラボレーターも多岐にわたり、社内の人間ですら、何がいったいどうつながってこうなっているのかわからないほどです。そんな錯綜したプログラム群を少しは整理し、外に向かって発信しようと、SNSと週刊のメールマガジンをスタートさせました。会社が設立してひと月後のことです。

取り立てて目新しい取り組みではありませんが、「Refinery29」というアメリカのZ世代の女性をターゲットにしたメディア（のちにVICEに売却）のスタッフに、「これからのメディアはあらゆるチャンネルに出ていかないといけない」と言われたことが影響しています。この一言から、SNSやメルマガを単なる宣伝媒体としてではなく、コンテンツメディアとして意識するようになり、それが、blkswn jukeboxやNGG researchなどの「マイクロメディア」の運用へとつながっています。また、メルマガのコンテンツメディアとしての運用は、2022年からスタートしたコクヨのオウンドメディア「WORKSIGHT」においても実施されています。

とはいえ、SNSやメルマガの運用はお世辞にもうまいとは言えません。また、「コンテンツづくり」と「コミュニティづくり」の境界がどんどん曖昧になるなか、メルマガやSNS、あるいはDiscordのようなサービスをどう利用していくのかは、大きな課題です。「もうちょっとうまく使いたいんだけどな」と若林は、会社設立当初からいままで、ずっと言い続けています。