NEC:冊子『Blockchain Handbook for Digital Identity 2018 volume 1』の編集・制作

日本電気株式会社(NEC)

NEC:冊子『Blockchain Handbook for Digital Identity 2018 volume 1』の編集・制作

概要

NECの社員向けに制作した、ブロックチェーンの理解を深めるための冊子『Blockchain Handbook for Digital Identity 2018 volume 1』。黒鳥社として初めての刊行物で、後に一部の書店で一般向けにも販売しました。編集を担当したのは、『WIRED』時代の編集部メンバーの石神俊大さん(MOTE)と、矢代真也さん(SYYS)。表紙・中面のイラストは、『WIRED』日本版 Vol.25のブロックチェーン特集でもお世話になったSummer Houseさんに担当いただきました。


成り立ち

『Blockchain Handbook for Digital Identity 2018 volume 1』は「ブロックチェーン」についてまとめた入門書です。この冊子の制作のきっかけは、黒鳥社設立前の2016年にまで遡ります。

当時NECのFinTech事業開発室長を務めていた岩田太地さん(2023年9月現在デジタルインテグレーション本部長)は、ブロックチェーンについてNEC社員に理解を深めてもらうために何をすべきか構想を練っていらっしゃいました。同年若林が編集長を務めていた『WIRED』日本版で、ブロックチェーンをテーマにした特集を制作したことがあり、その特集をご覧いただいた岩田さんから、「ブロックチェーンの基礎を知るための社内向け冊子をつくりたい」といったご相談をいただいたのが始まりです。若林が編集長を退任した後も、岩田さんとは関係が続き、その御縁から黒鳥社で冊子を制作することとなりました。

『WIRED』編集部の元スタッフである石神俊大さんが編集、矢代真也さんが制作サポートに加わる体制で制作を進め、冊子内のイラストは、『WIRED』日本版のブロックチェーン特集の際にお世話になったSummer Houseにご担当いただきました。

無事に冊子は出来上り、NEC社内で好評をいただいたことから、急遽実験的に書店へ直接流通することとなりました。書店での反応も良く、たくさんの問い合わせをいただいた商品になりましたが、振り返ってみれば、本書が黒鳥社として初の記念すべき出版物なのでした。

冊子制作の機会を提供していただいた岩田さんには、2018年に刊行した『NEXT GENERATION BANK』では、インドのデジタルテクノロジーについて寄稿いただいたり、はたまた日本最大のフィンテック&レグテック カンファレンス「FIN/SUM 2019」でNECが実施したカンファレンスには、若林を登壇者として招いてくださったりと、その後も大変お世話になっています。