世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(WEF C4IR):「Agile Governance Summit」企画関連アドバイザリー業務

世界経済フォーラム第四次産業革命センター(C4IR)

世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(WEF C4IR):「Agile Governance Summit」企画関連アドバイザリー業務

概要

2023年に群馬・高崎で行われたG7デジタル技術大臣会合に合わせて実施されたカンファレンス「Agile Governance Summit」の企画アドバイザーを黒鳥社が務め、ディスカッションを重ねながらセッションのテーマ登壇者を吟味していきました。


成り立ち

2021年に行われた世界経済フォーラム第四次産業革命センターの「Global Technology Governance Summit 2021」のお手伝いをさせていただいた際は、東京でイベントが行われるはずがコロナ禍の影響でオンライン開催となってしまいましたが、コロナ禍も落ち着いたタイミングで、G7の開催に合わせて開催されたカンファレンス「Agile Governance Summit」で、ふたたび企画アドバイザリーを務めました。声をかけてくださったのは、企画統括の隅屋輝佳さん(アジャイル・ガバナンス・スペシャリスト)です。

ディスカッションを重ねながら、セッションの内容や登壇者を吟味していくにあたって、隅屋さんとは、マルチポーラー化していく世界の行方を見据えながら、コロンビアの人類学者アルトゥーロ・エスコバルさんが提唱した「Pluriverse」(プルリバース=多元社会)という概念を企画に織り込んでみることを試しました。

エスコバルさんご本人には残念ながら参加いただくことができませんでしたが、エスコバルさんご本人の推薦で、イタリアから哲学者のフェデリコ・ルイセッティさんのほか、アメリカなどでユニークな活動を展開するシンクタンクRadicalxChangeのマット・プルーウィットさんなどをお招きし、日本から京都大学の稲谷龍彦さん、弁護士の水野佑さん、慶應大学の山本龍彦さんもお迎えして、聞き応えのある充実したディスカッションが展開されました。G7デジタル・技術大臣会合宣言では、本サミットにて議論した「Governance Principles」がが取り上げられるなどの成果をあげました。