丸善:ビジネスパーソン向けワークショップ

丸善雄松堂株式会社

丸善:ビジネスパーソン向けワークショップ

概要

丸善CHIグループの丸善雄松堂が、企業の次世代リーダーに向けて開催しているプログラム「人間力育成カリキュラム」の講師を若林恵が担当。「先を読む、問いを立てる」のタイトルで、若林が提示したいくつかのテーマに沿って参加者の方に3冊の本を選んでいただき、どんな「問い」をもってその3冊を選んだのかをグループワークで掘り下げる、という内容のワークショップを実施しました。


成り立ち

書店として日本随一の歴史を誇る、丸善CHIグループの丸善雄松堂では、企業の次世代リーダーの方々に向けて「人間力育成カリキュラム」というプログラムを開催しています。そのカリキュラム内の講師の一人にと若林にお声がけいただいたのが、このプロジェクトの始まりです。プログラムを企画する丸善雄松堂株式会社事業企画推進室長の大熊高明さんは、黒鳥社の土屋・若林の高校の同級生でもあったことから、若林もふたつ返事で快諾しました。

「先を読む、問いを立てる」のタイトルでワークショップを実施、若林が提示したいくつかのテーマに沿って、参加者の方に3冊の本を丸善日本橋店で購入していただき、どんな「問い」をもってその3冊を選んだのかを、グループディスカッションを通して掘り下げるというものでした。本を買うとき、人はその本についてすでに語ることがあるはずだ、という若林のかねての持論をベースに、自分が情報を受け取るときの解像度を自覚的に上げていくことにトライしてみました。

このワークショップは好評だったようで、丸善日本橋店で行ったワークショップについで、立命館大学のプロジェクトとして大学院生を対象としても行われました。

本を買う・選ぶというのは何気ない行為ですが、そこで自分がどんなことを考え、なぜその本を選ぶにいたったのかは、言語化しようとするととても難しいものです。本を選ぶという行為の不思議を体験するという意味では、ここで実施したワークショップは「黒鳥本屋探訪」ともどこかでつながっていそうです。