書籍
『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』刊行
概要
不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、いまなお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアに陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。民俗学者の畑中章宏さんと若林恵がデヴィッド・グレーバーや鶴見俊輔、ジョン・デューイなどを補助線にしながら、民俗学の名著から「民主主義の日本的起源」を探ります。