WORKSIGHT[ワークサイト]
コクヨ株式会社 ヨコク研究所
概要
2022年7月に「働くしくみ」と「ワークプレイス」を取り扱うメディアから、「自律協働社会のゆくえ」を考えるメディアへと生まれ変わったコクヨ・ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。
リニューアル後の「WORKSIGHT[ワークサイト]」では循環型経済・著作権・Web3・ローカリティなど、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾い上げ、探究しています。毎週火曜日AM8:00配信のニュースレターを中心に、書籍、イベント、SNSなど、さまざまなチャンネルを通じてコンテンツを配信中。
黒鳥社ではリニューアルのコンセプト設計から制作体制の構築、リニューアル後の記事編集・制作サポートを担当しています。
成り立ち
働くしくみと空間をつくるマガジンとして2011年に創刊されたコクヨのオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」が10年目の節目を迎え、編集長の山下正太郎さんが、リニューアルを考えていることを若林に漏らしたところから、「WORKSIGHT」と黒鳥社の関わりは始まります。
山下さんとはこれまで、「コクヨ野外学習センター」の名義でポッドキャストや書籍をともに制作してきた経緯もあったことから、何をやるかの議論を始める前に、まずはオウンドメディアの現状をメディア関係者とヒアリング/ディスカッションしてみることから、プロジェクトは始まりました。
そのヒアリングをもとに、企業メディアのあり方を再考していくなかから生まれたのは、編集部というものを閉じた組織として運営するのではなく、一種のオープンイノベーションとして位置付けられないか、ということでした。編集のプロがコンテンツを決定していくのではなく、むしろメディアの仕事の経験のない方々と、ゆるゆるとディスカッションを重ねながら、メディアが自生的に育っていくようなイメージで「WORKSIGHT」を運用することができないか、というアイデアです。
その結果、コンテンツがどのようなものになるのかわからないまま、新生WORKSIGHTでは多種多様なバックグラウンドをもつメンバーに参加していただき、それぞれが興味あることについて語り合いながらコンテンツを生み出していくことになりました。
現在は、毎週火曜日に配信するニュースレターと年4回発行のプリント版を軸に展開していますが、ある意味行き当たりばったりに面白いと思ったものをかたちにしていくやり方は、それ自体が非常に興味深く、手間はかかるものの、試行錯誤そのものがコンテンツとなるようなユニークなメディアへと育っている手応えを感じています。
今後は編集部をさらに拡張するかたちで、誰でも参加可能な「公開編集会議」も定例化しつつ、よりオープンな編集部のあり方を、さらに試行錯誤していく予定です。
関連リンク
- WORKSIGHT ニュースレター
- 『WORKSIGHT 17号 植物倫理 Plants/Ethics』
- いまなぜ植物か:『WORKSIGHT17号 植物倫理 Plants/Ethics』刊行記念トークイベント&オーディオエキスペリメント
- 植物との関係を手がかりに考える「ベジタル(植物的)な未来」
- 『WORKSIGHT 18号 われらゾンビ We Zombies』
- メディアはゾンビを語れるか『WORKSIGHT 18号 われらゾンビ We Zombies』刊行記念エキシビション&トーク
- 入門:ゾンビと現代社会 ~ゾンビを知ることは私たち自身を知ること~
- Kゾンビになってみる:ダンスワークショップ|『WORKSIGHT18号 われらゾンビ/We Zombies』刊行記念
- ゾンビ本コンシェルジュによる一夜限りの対面販売会|『WORKSIGHT 18号 われらゾンビ We Zombies』刊行記念
- 『WORKSIGHT 19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』
- 『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』刊行記念イベント
- ワークサイト・ラジオ:『WORKSIGHT 19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる』刊行記念インスタライブ
- WORKSIGHTの企画会議に参加してみよう!公開編集会議であなたも編集部の一員に!
- 「会社=社会」という謎:民俗学者とともに考える「日本の会社」のわからなさ【会社の社会史#1】
- 日本の「勤勉」と資本主義の「倫理」:民俗学者と考える「会社」の謎【会社の社会史#2】
- 会社と家と男女の役割と:民俗学者と考える労働・ジェンダー【会社の社会史#3】
- 「立身出世」の明日はどっちだ:民俗学者と読む「会社」の本【会社の社会史#4】
- 「人格」を磨いたら、どうなるの?:民俗学者と考察する「会社」の「修養」【会社の社会史#5】
- 「サラリーマン」の欲望と、無個性性の地平:鈴木貴宇さん、真実一郎さんと思案する「会社」【会社の社会史#6】
- 結局会社は要るのか:1年間考え続けた、会社と日本社会の過去・現在・未来【会社の社会史#7】
- WORKSIGHT 公開編集会議 #2
- 『WORKSIGHT 20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』刊行
- 映画『アダマン号に乗って』上映会&アフタートーク|『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』刊行記念イベント
- ルネサンス期の「記憶術」が教えてくれること『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』刊行記念イベント
- 『WORKSIGHT 21号 詩のことば Words of Poetry』刊行
- 「しっくりくる言葉」をさがして(古田徹也×若林恵)|『WORKSIGHT 21号 詩のことば Words of Poetry』刊行記念トークイベント
- 一冊の詩集が生まれるまで『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』トークセッション
- 『WORKSIGHT』 21号刊行記念イベント 詩人チン・ウニョンに聞く「セウォル号事件の悲しみは詩で癒せるか?」
- 『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A–Z World is a Game』刊行
- 講談社と集英社が描く、インディゲームの未来:『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A-Z World is a Game』関連イベント
- 『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A-Z World is a Game』刊行記念「ゲームづくりの民主化と、新たな自己表現としてのインディゲーム」@ SPBS本店
- 「ゲームさんぽ」なむさんとオフィスさんぽ:『WORKSIGHT 22号 ゲームは世界 A-Z』刊行記念ゲーム実況&トーク
- 『WORKSIGHT[ワークサイト]23号 料理と場所 Plates & Places』刊行
タイムライン
2024
8月
6月
3月
2023
10月
5月
3月
2月